南アフリカの公用語はアフリカーンス、それとアフリカの十数言語。ビジネスはもっぱら英語だけれど、どこでもしっかり英語が通じる、というか、誰でも英語が普通に話せる。英国人の移住者が多い。歴史的なつながりも深いけれど、代理店の社長さんなんかに言わせると、気候も、家も、人もグレーなイギリスよりも太陽と自然があって、イギリスでは乗れなかっただろうという車や、大きな家に住んで、人生を楽しむ、南アフリカ流。
ふとオーストラリアを思わせるのは同じ南半球だからか、環境が似ているのか。スポーツはもっぱらクリケットとラグビーの話題。南アフリカで南半球の国々(基本的に旧英国植民地)のラグビー対戦をしていたりする。何かと比べられるオージーには絶対に負けたくないらしい。 海外代理店を訪ねると、大抵担当エンジニアはもちろん、社長さんがもてなしてくれたりする。お迎えもベンツのオープンカー。型式なんか言えない自分が恥ずかしいけど。。シートベルトに手を伸ばそうとすると勝手に手元まで伸びてきたり。革張りの包み込まれるようなシートが心地よい。ナンバープレートは社名PEM 01だったり(02. 03がある。。)、STEVE E、自分の名前。ちょっと立ち寄ったお宅には車3台、3ベッドルーム、プール、&お手伝いさん。それでも、「こじんまりした」家だという。 なので、おもてなしもこれまた格別。顧客や社員を招いてクルージング。。モーターショー。イギリスBBCのトップギアという車関連の番組からドライバーで司会者の2人が来ており、ステージではスポーツカーやスーパーカーが音をたてて、ぐるぐると煙をあげながら回る。タイヤのこげる匂い。
飛行場につくと、戦時中に作られた黄色い小型機が一機。ヘルメットとぶかぶかのつなぎを着て、青空に飛ぶ。気分は紅のブタの世界。気前のいい代理店のおじさんはそうやってゲストをもてなす。得意げに南アフリカの良いところを余すなく見て欲しいらしい。
一生懸命働けば50G稼げても、20G稼いで余暇を楽しむのがモットー。それでこの余裕な暮らしができるからすごい。 もちろん、心の余裕もたっぷりだ。
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