6.01.2008

アボリジナルアート

本日、午後は思い立って、国立新美術館のエミリー・ウングワレー展を見に行く。オーストラリアの先住民族アボリジニの女性、エミリーさんは、80歳を過ぎて西洋式のキャンバスに絵を描きはじめ、亡くなるまで3000点以上の絵を描いた、アボリジニを代表する現代抽象画家といわれる女性。

アボリジニには字がない。アボリジニアートと呼ばれるものは、もともと文字ではなく、絵によるコミュニケーション方法なのです。あの点々の集合体の向こう側にはいろんな意味があるのです。

ビビッドやアースカラーの点々はどうも好きでなかったけれど、そんな先入観を一新させる作品の数々でした。オーストラリアのブッシュで生活していたエミリーさんの視点からは、どれも自然から生まれた色であり、形であり。

絵の前に立つと感じる、絵の大きさ以上の迫力。何かを語る力。ひきつける力。
人が生んだものもこんなにすごいんだなーと思います。

さて、オーストラリア留学をする前に、オージーのペンパルからいただいたアボリジナルペインティングをひっぱりだしてきました。
コアラがしがみついているブーメランも頂き物。土産屋で見たものとは格段に違う、ブーメラン。

お気に入りのオージーグッズです。

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