
ミュンヘンから車で小一時間ほどするとアルプスの山々が見える広い牧草地帯に入る。緑の草原に森、小さな丘がいくつもあって、田舎道がくねくねと続いている。ちょっとマンガチックに表現するならあられちゃんが駆け抜けてる原っぱそのもの。
そんな風景を横目にスピードリッミトなしのオートバーンをびゅーんと駆け抜け(ポルシェをかなり飛ばす人も。。)、山に向かっていくと山の頂に白いお城がそびえ立つのが見える。ノイシュバンシュタイン城。
シンデレラ城のモデルになったバイエルン地方の王様のお城。若くしてなぞの死を遂げた王様は、シャイで静かな場所を好み、フランスの歴史に詳しく、大のワーグナー好きだったとか。せっかくのすばらしいお城もお城内の劇場も、豪華絢爛なピアノもワーグナーに見てもらいたかったのに、彼のためだけに演奏してもらいたかったのに、願いかなわぬまま一週間ほどしかこのお城には住まずに世を去った。何でも持ってた人なのに、なんだか切ない。
11月、雨のノイシュバンシュタイン城。
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