4.29.2007

空っぽの中世都市:11月


ザルツブルグはオーストリアの一都市、長い間カトリック主権の国家として存在していた。昔は塩の採掘で栄えた都市、モーツァルトの故郷、そして今何より街に観光客をもたらしている理由、サウンドオブミュージックの舞台。 写真はトラップ大佐とマリアが結婚式をあげた教会。


とはいえ、シーズンが去った11月。色づいた山々の上にはすでに雪が積もり始めている。雪混じりの雨が降るザルツブルグ郊外の湖。避暑地とあって、夏には何万人もの人が訪れるとか。今は人っ子一人いない。日曜の現地バスツアーもプライベートツアー状態。ガイド兼運転手のおばちゃんと一対一。。。時差ぼけからか首をかしげて静かになってる母。深緑の湖を取り囲む山々には白く雪が吹き付けて、夏とは違う顔なんだろうと思う。


帰ったらもう一度サウンドオブミュージックを見てみよう。「京都へ行こう」のCMソングも本場の景色とマッチするかも知れない。


モーツァルト生誕250年で旧市街は年明けまでお祝いムードだ。モーツァルトの楽曲生演奏を聞きながら夕食をとるなんてこともできる。観光シーズンを過ぎた今はザルツブルグ近郊に住む中年のカップルがちょっと特別なディナーを楽しみにきている。音楽学校の学生だと思われる五重奏とあわせて歌うソプラノとテノール。どれも有名な曲らしいけど、かろうじて知ってる曲があった。。。教養を増やさねば。。。


来年頭まで1年中開催しているViva! Mozartという展示も物語式で面白い。モーツァルト記念音楽学校?大学?の学食シュニッツェルは手頃で美味しい。一番美味しかったのは朝食のウィンナー。


観光シーズンを過ぎたザルツブルグは地元の人ばかり。からっぽの観光地はちょっとさみしいが、少し得した気分もする。行くなら5月6月又は9月がいいらしい。

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