世界を旅するエンジニアの初期の旅の中にヴェニスがあった。 2005年春。
正確にはヴィツェンツァというところであった展示会サポートの為。初のイタリア出張だった・・・よな。。
もちろん、一人旅。
ミラノからはエンジニアのMassimoさんと彼の社用車FIATで一直線。
展示会場なのに、片手でタバコをふかしながら、ひじは我が製品の上に、右手は腰についている。ただでさえ、小娘が来たと思われてるだろうとびくびくしてるというのに、むっつりとした態度には居心地が悪い。数年ですっかり仲良くなったおっちゃんなのだけど。。
受付のお姉さんたちはモデルみたいに背が高くて、足が長くて、きれいなお洋服に身を包んで、私の足が届かないイスに楽々と腰かけて、おしゃべりを楽しんでいる。
そんな展示会後の午後のひとときにヴェニスに連れて行ってもらった。
夕暮れを迎えるベニス。
水の上のタクシーやゴンドラを横目に。。
海の香りというよりは、建物の水につかった部分やら、生活排水の香りというか、なんとも眼に映る美しさからは似つかない、匂いがいつも漂っている。
でも、これが本当のベニス。水の都なのかも。
小さな橋をくぐりぬけて、細い水路を流れていくと、船着場のある小さなレストランの入り口だったり。
夕日が海面を照らして、とってもロマンチックに輝く。
次に来ることがあれば、ゆっくり街を散策したい、迷路のような水の街。
ゆったりと時間が流れて・・・
思えば、3年前のこと。
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